昔書いた、こっ恥ずかしい文章。

昨日、ツイッター(現仮称X)で、チャリ友さんが、こんな記事を上げてくれていました。

スティーブ・ジョブズが語った「成し遂げる人」と「夢見る人」を分けるたった1つの習慣 | ライフハッカー・ジャパン
スティーブ・ジョブズが成功した理由は「とある習慣」が要因だった? 初代iPhoneの制作秘話も併せてご紹介します。

ものすごい共感するところがあります。

纏めると自分ひとりではできない場面に出くわした時、「諦める人」と「誰かに助けを求める人」の違いについてです。

一読し、ものすごい共感したと同時に、遠い昔、ボクが7年間勤めた会社を去る時に、後輩たちに送った言葉を思い出しました。
全文、引用します。
読みにくいので、3箇所改行してる他は原文ままです。
関連するところは、第3段落「もうひとつ、難しい問題が~」。

若き人達へ

 元気にしていますか?
本当なら、皆さん方と高年齢層との間に入ってクッション材として、或いは慰め役、教育係として、皆さんの成長を見守っていかなければいけなかったのですが、いつも愚痴ってばかりで、揚げ句の果ては、皆を残して去っていくことをお許しください。私自身、M社を辞めることに何も未練はありませんが、上記の役割を果たせなかったことだけが気がかりです。そこで、最後のおせっかいを妬かせてください。皆さんが社外でも通用するビジネスマンになるために、仕事上心がけて欲しいことを2点程書かせてください。

まず、仕事に対する姿勢ですが、責任感とか向上心等というつもりはありません。ただ、常に報告書を書くという前提で、自分の仕事を進めてみてください。報告書は、目的、経緯、要旨、面接者に始まり、使用量、単価、競合状況、実現性、課題・問題点、期限等々、項目毎に纏めなければなりません。これを帰ってきてから考えるのではなく、その仕事中(特に人と接している間)に「報告書を書くとしたら、どう書こうか」と、頭の中で報告書を書いてみる(書く準備をしてみる)のです。そうすれば、その時点で、何がわからないのか、何が問題なのか、何が重要で何がどうでも良いことなのか、かなり判ってくるはずです。わからないことは、即聞いたり調べたりできるので、その場で解決することも多いはずです。無駄な時間と手間が省けます。そういうことをせずに、ただ漫然と仕事を進めていると、忙しそうに見えて、怒られて、つらい思いばかりして、子供の使いの様な結果しか出せないという、ばかばかしい空回りを繰り返すだけです。また、定年まで平社員を貫く、という方でない限り、人に見せるかどうかは別にして、実際に報告書を書いてみるべきです。今の内は良いですが、何年かたって、いい年して小学生のような文章しか書けないことほど、みっともないことはありません。今の内から、書く練習をしておくべきです。人前で話すことと、文章だけは経験(練習)を積まないとうまくなりません。逆に言うと、慣れれば誰でもうまくなるものです(私の入社当時の報告書を見れば納得できるはず)。是非お試しあれ。

もうひとつ、難しい問題が一斉に集中してパニック状態に陥ったことは、誰にでもあることだと思いますが、その対処法のひとつを…..。まず、その様な時は、全てを一気に解決しようとしないこと。問題を幾つかに(できるだけ細かく)バラバラにして、できれば優先順位をつける。優先順位が難しければ、この場合に限り、無理に順位をつける必要はないと思います。それより、バラバラにした問題点を、1.誰かはっきりした人に頼めること、2.人に聞けば誰ができるか(手を貸してくれるか)わかりそうなこと、3.誰かにやり方を聞けば自分でもできそうなこと、4.自分にできることに分けてみる。ここまでできれば、自分一人があたふたと慌てる程のことでない(自分が実際にやらなければならないことは、それほど多くない)ことがわかると思います。そして、上記1から順に、どうすれば人に頼んだり、聞いたりできるか考えながら、片づけていけば何とかなるはずです。それよりも大事なのは、パニックになっても、自信を無くさないこと。パニクッて当たり前と思うこと。某代理店の副部長にして、信頼度150%と言わしめたI嬢でさえ、交点33号で自分のことを「パニックに陥りやすい性格」と書いています。当然私も、しばし茫然ということがよくありました。この様な時は、無理に平静を装おうとせず、「わぁ、どうしよう」と、暫く慌てまくって(本当は、周囲の人に迷惑がかからない様することが望ましいが….)、無理に行動を起こさずに上の方法を思い出してください。頭が冷えてから行動に移せば何とかなるはずです。

以上、自分のことを棚に上げて、勝手なことを書かせていただきましたが、これらは、営業の方、研究・技術の方、デリバリーの方、事務の方、全てに当てはまることと思います。
もう、年齢と勤続年数だけで給料を貰う時代は、終わりを告げようとしています。ぼーっとしてると、後輩に先を行かれることが頻繁に起こります。「使いものになりそうもないなぁ、早く辞めてくれないかなぁ」と思われないよう、会社のお荷物にならないよう頑張ってください。

では、皆さんのご活躍をお祈りして…….

     平成9年4月某日

※交点:社内誌
※I嬢:支店のデリバリーなど担当していた事務員さん(ボクはアネゴと呼んでいた)

改めて読み返してみると、内容はさておき、意外としっかりした文章書いてるな。
いわば身内の、よく知った仲間に書いた文章にしては。
 
なぜこの27年も前のこんな文章が残っているかというと、退職して失業していた半年の間に、誰に見せるわけでもないサラリーマン時代の回顧録を綴っていたのですが、それに参考資料として付けていたものです。

この回顧録ってのが、その名もズバリ「ドロップアウト」
MS-Word で90頁(1,000字/頁位?)、なかなかの大作?
読みたい!という人にだけ、ほんの数人には公開したけれど、もともと人に見せる前提ではなく、後々読み返して、「あのころはチョロかったな」とか「それなりに頑張ってたな」なんて、そんな感じで書いてたものだった。

久々に、本文?もちょっと読んでみると、(内容は置いといて)意外としっかりした文章。
このブログやツイッターの文章とは段違い。

やはり、ちゃんとした文章力も書き続けてないと劣化してくんだな。
 
 
 
 
ダレ切った今のボク、久々に(10年ぶりくらいか?)暇見て、また、読み返して自己発奮するかぁ
んじゃ (^_-)☆ /~~~

コメント

  1. いいアドバイスですね。
    素晴らしいと思います。
    これ、私も心に刻んでおきます。
    ありがとうございました😊

    Kachi//

    • Kachiさん、コメありです。

      > 素晴らしいと思います。
      > これ、私も心に刻んでおきます。
      あのぉ、冒頭にありますでしょう?「若き人達へ」って😥
      Kachiさんは対象外かと😂

  2. 味わい深い内容でした

    • TKさん、どうも。
      味わってください。

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