さて、罹患したオーディオ熱に歯止めがかからず、1ヶ月で、アンプ、スピーカーと散在してしまった話の、いよいよ最終章です。
今回、ちいとばかり長いです(;^ω^)
遂に鳴らしますよ。
取ってきたぜJBL4309 → 開封!!
前記事で、スピーカーの代金支払いを済ませ、週が開けました。
何曜日に入荷するんだろ?
水曜日、ふと、お店のアプリ開くと、商品入荷済みなる表示。
入ってきてるのか?ほんとに入ってきてるのか?
電話で問い合わせるべきか?どうしようと思ってたところに、午後になって、『[ノ◯マ]ご注文商品を入荷いたしました。』のメール。
夕方、行ってくるぜい!
残念ながら、担当のSさんは本日お休みだったけど、何回かお会いしてる女性店員さんに対応&車まで台車で運んでもらって、二人で車に積み込む。
おっ、重い!
これ、ウチの階段、一人で運べるんだろか?(今調べたら、1本11kgだって(゚д゚)!)
なんとか、運びきったぜい!22kg!!
箱には、取り出し手順が記載されてる。
その通り外箱を外すと、本体が逆さまになって出てくる。
さっ、取り出しますよ。
遂にお目にかかれましたね。
今回オーナーにさせていただきますShimaQと申します。
よろしくお願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ
フロント・ネットを外し、素顔にご対面。
見かけはちょっとタイプじゃないけど、ボクがキミに惚れ込んだのは外見じゃないからね、と。
セッティング&いざ音出し
スピーカーの置き場所としてはあまり好ましくない場所だけど、物理的にとりあえず収まるスペースは作ってある。
そこへ、間に合せで調達した100均のゴム足の上に4309君を乗せる。
スピーカーコードだけは新しいのを調達済み。
ブラック・フライデー様々!
今回3mの買ったけど、2mでも間に合ったな。
デュアルバインディング対応なんだけど、そもそも対応スピーカーコードがムッチャ高くて手が出ましぇん。゚(゚´Д`゚)゚。
セッティング完了(セッティングとは名ばかりで、置いただけ(¯―¯٥))
どんな音?
鳴らしますよ~~。
※以下、個人の感想です
Jazz
ここはやっぱり、音判定の指標「Art Pepper meets the Rythum Sectin」
いい♬ ものすごくいい♪
ペッパーのちょっと女々しいサックスは予想通り伸びやかでグイグイ前に出てくる。
ホーントゥイーターの本領発揮!ってとこか?
女々しいのが彼の魅力って以前書いたけど、結構力強い。
しかし彼の魅力は全く損なわれていない。
イントロのピアノも力強い。
アンプをSOULNOTEに換えたときに感じた、低音がポンポンとピンポン玉のように飛び出してくる感は、更に...
奥の方から猛烈な勢いで飛び出してくるピンポン玉は、硬く、重く、より弾むスーパーボールの様。
ベースもドラムも、実にしっかりした男っぽい音が迫ってくる。
無料のAmazonなんで最後まで聴けずに、途中で違うアーティストになっちゃうけど、どのアーティストの音もだいたいこんな感じ。
すごい臨場感でグイグイ来る。
Fusion/Rock/Pops
では、電気楽器やボーカルも行ってみますか?
まず、Fusion は?
TAKANAKAさんのギターなんかも実に伸びやか。
カシオペアや、Tスクエアの様にスピード感あるサウンドは実に合ってる。
スティーリーダン「Aja」のスティーブ・ガッドのドラム!これまでは、重くウェットな音の乱打!ってイメージだったけど、実によく弾む、聴いてて心地よい音。
Rockで行くと、
Rushや、Policeと言った、トリオ編成がとても良い。
特にドラムス、パーカッションがホントに好き放題に音が飛び出してくるって感じ。
しかも1音1音がキュッとして綺麗。
勿論スピード感のある、或いは重いサウンドもいいんだけど、アコギでしんみり歌うバラード調のものも凄くいい。
Stingの「Shape of My Heart」なんか、とても美しく、レオンの大切にしてた観葉植物をマチルダが庭に植えるシーンが目の前に美しく広がって最高ヽ(^o^)丿
では、ボーカルに行きましょか?
洋楽から...(どうしてもフュージョン系になっちゃうけど)
Sade:これは試聴ルームで聴いた通りなんだけど、ボーカルは勿論、バックの立ったベースと打楽器が理想形!
Seawind: 大好きな「He LovesYou」イントロのエレピは文句なく、色気たっぷりのポーリンのボーカルはより艶めかしく(^q^)
パティ・オースティン:クインシージョーンズの音作りは、予想通りの味。そしてバラードの「あまねく愛で」もうね、パティの色気たっぷりの声質マシマシ!
これもホーントゥイーターの魅力なのか?
J-pops
日本の皆さんの歌声も聴いてみましょ。
宇多田ヒカル:「Automatic」お馴染み出だしのドゥクドゥクは、うっわ、コレ!って声出ちゃう。すごくいい。
中原めいこ、岩崎宏美:こんな伸びのあるボーカルはっ!
特に中原めいこのボーカルにはうっとり。とろけそう。このスピーカーの良さを1番引き出せたのは中原めいこでは?と思わせてくれる。
原点・井上陽水:リマスター版の「アルバム・氷の世界」あれ?バックの音が全然違う。これはリマスターだからなのか、ウチのシステムのせいだろか?
そして、ボクの大好きな若き日の高中正義と深町純の間奏が聴ける「帰れない二人(スタジオ録音版)」高中さんのギターはグイグイ前に出てくるし、深町さんのあのイテッってなりそうな狂気のようなピアノの硬い音は、意外や意外、とても滑らか。どうしたことでしょう?
おっと、ボーカルの話でしたっけね。勿論若き日の陽水さんの声はとても魅力的ですよ。
久保田利伸は、前回の試聴ルームでの失態?の通りだけど、YAZAWA さんのボーカルは、もうね、カッコいいの一言!「yes my love」の口笛すら!
同性でも、ソッチ系の方でなくても、永ちゃんの色気にノックダウンですわっ!
ちなみに、6日夕、飲み屋で知ったミポリンの訃報に、「嘘だ!信じられない!ミポリーン」と何度頭を抱えたことか!?その日は帰ってきてから、ずっとミポリン聴いてました。ホントはラックに眠る5枚のCDを聴きたいところだけど....
聴いてると、悲しみがより強く....(ノД`)シクシク
Clasic
ドビュッシーを聴いてみた。
ピアノは相変わらず力強い。力強いドビュッシーなんて...と思いきや、結構これはこれでいい感じ。
オーケストラ:ドボルザーク「新世界」から、Amasonに任せて聴いてみたんだけど...迫力はあるんだけど、ちょっとやかましい、と言っては言い過ぎだけど、どの楽器がどの様になってるかは判別しづらい(ボクの耳が良くないからか?)
なかなか無料Amazon Musicで見つけられなかった、ほんとは真っ先に聴きたかった「チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」音の広がりもよく、壮大なイメージはよく伝わってくるのだが...上記オーケストラと同様な。
力強い交響曲なんかは割といけるかもと思ってたんだけど、意外と、割とこぢんまりした小編成の小品なんかの方が上手く奏でてる気がした。
JBL4309の音総括
最高な所
4309の音にゾッコンの要因は....
以下、他社と比べて!もあれば、最後まで迷ったL52 Clasicとの比較もあり、あまり当てにならないかもしれませんが、ストレートに感じたままを書くと
- ギュッと締まった(詰まった?)一音一音が、ポンポンと飛び込んでくる
- 奥行き感がある
- 中高音の伸びが素晴らしい。
1.はSOULNOTE A-1 のちからも大きく影響してると思う。
2.はJBL L52(試聴)には感じられなかった。
3.は1.6kHz というこのクラスでは非常に低いクロスオーバー設定で、重責を任されたホーントゥイーターの力?
前述、「見かけはちょっとタイプじゃない」と言ってしまった理由のホーントゥイーター様に大変申し訳無い。
心よりお詫び申し上げたい。
合う音楽
ボクの感じた、このシステムの力を思う存分発揮できる音楽はというと...
一番は、割と小編成のバンド、しかもアコースティック、できればサックスなどのホーン楽器の入ったジャズ・クインテット(カルテット)。
ロックも生ギターとかいい音出す。
電気楽器を多様しているものなら、スピード感のあるもの。
そして、上記特徴の3.を活かす女性ボーカル。
脳天から突き抜けるような素晴らしいボーカルはより素晴らしく、そうでないボーカルはそれなりに...(樹木希林と岸田加代子か?)
そして、どんなジャンルも、ドラムス、パーカッションがスンバラシイヽ(^o^)丿
これまで、ドラムスって裏方イメージで、あんまり注意して聴いてこなかったんだけど(ごめんm(_ _;)m)、どの音源でも「俺のドラムを聴いてくれ!」的にとてもアグレッシブな音をぶち込んできて、嫌でも耳が向く。そしてワクワク・ドキドキ、自然と体が動き出してしまう(人に見られたら恥ずかしい)。
ちょっと苦手(欠点)かも?
逆に苦手なのかな?と思うのは
- 楽器(音数)が多いオーケストラや、打ち込みの多い現代エンタメ系。他の評判の良いスピーカーと比べたら解像度はイマイチか?
- 前後左右の音の広がりは大きいので、楽器の位置も正確に感じたい方には不向き?
- 静かな、或いはBGM的な控えめな音
かなり聴く人を選びます。
で、ボクにとっては、個人的好みにガッツリ合致した音です。
料理で言えば、基本の塩、コショウに、隠し味の生姜や、そんなモン入れるの的な調味料や食材で、ほっぺた落ちるぞ的な味に仕上げてもらった感じ。
まるで、南京亭のニラレバ炒めや豚肉生姜焼きみたいな?
逆に、原音忠実、食材に何も足さない、そんな音を楽しみたい方には、絶対オススメしません、この組み合わせは!
まぁ、色々調べたり試聴(聴き比べ?)させていただいた中で得た個人的知見では、YAMAHA(昔からの個人的イメージ)やDENON、LUXMANのアンプに、B&Wや、ソナス・ファベール(ちょと高いけど)のスピーカーなんかどうじゃろかい?
試聴してきたソナスファベールの音は原音忠実どころではなく、とっても個性的な音でした。JBLとはそういう意味では似た立ち位置?
音質はJBLとは真逆の音で、キラキラした音でした。
勿論、もっと逆にという意味で、繊細できらびやかな音を好みの方や、BGM的に聴きたい方には別の選択肢があるとは思いますが。
困りごと
仕事などから帰ってきて、夕方から聴き始めると、ほんの30分だけと思っても、もうちょっと!もうちょっと♪と、気がつけば2時間。
夕食の時間は遅れ、ローラートレーニングの時間には遅すぎる時刻に。
ローラーに乗ってない理由はこれです…A=´、`=)ゞ
それと、夕方から聴き始めると、食事後もういっちょ~~と聴き始めると、近所迷惑な時間に。
やっぱ大音量で聴きたいんぢゃ!
これから
今は、正に音そのものに酔ってる段階なので、Amazon Music で、選んだジャンルでシャッフルしてても楽しんで聴けてるけど、やがて、本来の好きな音楽を楽しむ段階になってくると、アルバムを通して聴きたいという欲求が出てくるのは明白。
今のシステムだと、なんとかNASにロスレス・リッピングして、Wiimを通して聴くってことになるんだろうけど(音的にもそれが一番いい)...
オーディオ熱冷めきってた時は、アナログレコードなんかは、PCでデジタル化して、MDに入れたり、MP3で保存なんてしてたけど、オーディオ・マニアになりつつある今、もうそれはできない。
趣味の定義には、それをしてる時は時間忘れるとか、金銭感覚崩壊とか、色々あるけど、ボクの中では「普通の人からしたら、ツラくて、めんどくさくて...」ってなことが苦にならない、いや一歩進んでそれが楽しい!ってのがあって、オーディオに関しても....
CD、或いはレコードをラックから選んで、それをトレイに置き、ジャケットを眺めながら聴く!というメンドくさくもどうでもいい行為に及ぶのが、ボクの聴き方。
ターンテーブルは、昔使ってたものの後継機がいいかなぁ。
あまりお金をかけても、ね。持ってるアナログレコードも、100枚もないし....
で、CDプレーヤーは是非欲しい。
NASに落として、Wiimで聴くのも結構いい音になると思うんですが、CDの音をSOULNOTEのアンプに入れるまでの過程は、デジタル・アナログ変換をWiimに任せるか?CDプレーヤーに任せるかを天秤にかけることになる。
狙っているのは、旧機種だけど、SOULNOTEのモノ。
かなりいいらしい。
でも、なかなか中古が出てこないんだよね~~
って、出品されても軍資金がありませんが。゚(゚´Д`゚)゚。
終わりに
ご近所さん宅で、ご主人が豆から挽いて淹れてくれた美味しいコーヒーを飲みながらの、最高の音で楽しんだ夢の3時間から1ヶ月。
運良く、SOULNOTEのアンプを安くゲットでき、型落ち中古をと思っていたところを、試聴ルームの方の的確なアドバイスを参考に、一気にスピーカーまで行っちゃいました。
WiimのDACとスピーカーで20万円ちょっと。
完全な予算オーバーに、やっちまった感はあったけど、音を聴いて、&たいして収入的にはボクと変わらない友人の息子さんが20万円のスマホ買ったっての聞いたら、ホンットに有意義に消費できたと、一点の後悔もありません。
今のところ、総額31まんえんのシステム。
(割引含めて)超コスパの良いオーディオを組めたと、ホントに嬉しく思います。
このスピードで、ここまでたどり着いたのには、オーディオ熱菌の蔓延したあの部屋でのご主人との会話、オーディオルームでの店員さんのアドバイスに共通している、ともに“音”の話に加え“音楽”の話ができたからだと思う。
ご近所さんが聴かせてくれた音楽は、正にボクがいつも聴いてる大好きなジャンル。
音楽の話でも盛り上がる盛り上がる!
最後には「きっかけは井上陽水なんですよ」なんて言われた時は、一緒じゃん!びっくりして思わず右手を差し出し「握手させてください」(笑)
試聴ルームの店員さんは、流石ミュージシャン♪
こちらの、どんな音楽の話にも乗ってきて、突っ込んだ話をしてくれた。
悩み、不安点は一切解消され、予算オーバーにも何の躊躇いもなかったよ。
ロードバイクにハマったときもそうだけど、何かにハマる時って、人との出会いって重要だな!と痛感。
さて、冒頭に示した通り、今回が一旦最終章。
本来3分割するくらいの内容だったけど、一気に拡大スペシャル版で、後ろのニュースは15分遅れ(^○^)
このオーディオの趣味は、ロードバイクと同様、目的はあくまで音楽であって(ロードバイクの場合は自転車旅?)、オーディオはその手段。
なので、これからは、新しい機材を買った時、何か手を加えた時など、大きなモノ以外は、ロードバイク記事と同様、いちいち記事にしません。
本来の音楽の話の片隅にちょこっと加えることとなると思います。
まぁ、ロードバイク記事以上に、閲覧者の少ないコーナーなんで、いちいち宣言しなくてもいっかぁ(笑)
因みに、今後が気になる方は、【 オーディオ ・カテゴリー】で!
んじゃ (^_-)☆ /~~~
コメント
お〜、とうとう完結!
よかったですね〜
でもまだCDプレーヤとか行くかもしれないんですね。
> ローラーに乗ってない理由はこれです…A=´、`=)ゞ
おほほ、今月の走行距離が楽しみ😈
しかしいいな〜
たまたまなんですが、私はというと、3年前に購入したBluetoothのイヤフォンのバッテリがヘタってしまったため、AmazonのBlackFridayでイヤフォンを新調しました。
ShimaQさんみたいな素晴らしいシステムじゃないけど、金曜日に来るはずなの待ち遠しい(しょぼいハナシ)😍
Kachi//
Kachiさん、こんばんは
> よかったですね〜
毎日、幸せな時間を過ごさせていただいてます。😍
(クレジットカードの引き落としがちょっと、ですが)
> でもまだCDプレーヤとか行くかもしれないんですね。
遅かれ早かれですね。
このままだと、概算800枚のCDが、断捨離候補になってしまうので😢
>> ローラーに乗ってない理由はこれです…A=´、`=)ゞ
>おほほ、今月の走行距離が楽しみ😈
わっ!やめて!
> 私はというと、3年前に購入したBluetoothのイヤフォンのバッテリがヘタってしまったため、AmazonのBlackFridayでイヤフォンを新調しました。
> ShimaQさんみたいな素晴らしいシステムじゃないけど、金曜日に来るはずなの待ち遠しい
待ち遠しいですねぇ。
ボクの様に一気に逝っちゃう場合もあれば、Kachiさんの様に、あれれ?抑えてたつもりなのに、半年後にはShimaQさん抜いちゃった!なんてご報告お待ちしてます😇
まずはひと段落してよかったですね。
ジャンルを選ぶようですが、オールマイティだけど飛びぬけた「イイ!」がないよりも自分のよく聞くジャンルにあったチョイスというのもいいですよね。
※故に複数セット欲しくなってしまうのでしょうが。
クラシックも大好きな私、記事にあったドヴォルザークの新世界(これはバーンスタイン&ニューヨークフィル一択)、チャイコフスキーのピアノ協奏曲(これはカラヤン&リヒテル一択)、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(フリッツ・ライナー&ハイフェッツ一択)は人生の最後に聞きたい曲です。
新世界の消え入るような最後が途切れる瞬間に人生を終えられたら幸せです。
TKさん、コメントありがとっす。
> ジャンルを選ぶようですが、オールマイティだけど飛びぬけた「イイ!」がないよりも自分のよく聞くジャンルにあったチョイスというのもいいですよね。
いい音楽=好きな音楽、聴いてて気持ちいい音楽 → いい音=好きな音 派なので😁
> ドヴォルザークの新世界(これはバーンスタイン&ニューヨークフィル一択)、チャイコフスキーのピアノ協奏曲(これはカラヤン&リヒテル一択)
定番ですね、その組み合わせ。
チャイのヴァイオリン協奏曲はあまり聴かないので、今度じっくり聴いてみます
> 新世界の消え入るような最後が途切れる瞬間に人生を終えられたら幸せです。
では、ボクがとどめを刺してあげましょう😁(捕まるわい!😢)